宇宙の話 7 地球の未来(4)

 地球の未来(4)

 (毎月20日は自分の好きな事を書き残す日)

地球の未来を整理

遠い未来

  • 約60億年後には、地球は太陽に飲み込まれ、影も形もない。
  • 約20億年後には、太陽が巨大化し、地球は灼熱の惑星になり、水は全て蒸発し、全ての生命は生きていけない。
  • 地磁気が消滅し、宇宙から来る放射線をシールドできず、生命に重大な影響を与える。

 

数千年後の未来

  • 4,000年後には、氷河期が訪れ、約9,000年間続く。 地球の平均気温は-14℃以下となり、大半の地域は凍結する。 推定では、海面が150m下がる。 夏の季節には多少地面が現れる地域もある。 生命は、隠れて生存するものもあるが、大半の生物は絶滅している。 人類は一部生存しているかも知れない。

 

数百年後の未来

  • 人類は100億人を超し、食料問題も解決して200億人にちかい人口になっているかも知れない。
  • 食料問題が解決していなければ、現状の概算では100億人が限界であろうが、地域格差もそのままで、改善されなければ、120億の人口まで増え、各地で食料を求めた紛争が生じている。
  • 紛争が戦争に発展し、核兵器が使われているが、限定的であろう。
  • 化石エネルギーは、使用量が減り続ける。 化石エネルギーの用途は、航空機や船舶などの燃料、石油由来の有機化合製品に限定されている。 プラスチックや繊維などは、細菌に分解され、土壌に戻る有機化合物が重視されているかも知れない。
  • 電気エネルギーは、小型の地域発電が充実し、大都市向けの大型発電は核融合発電に切り替わっている。
  • 五次・六次の未来の産業革命を、何が起こるか予想できない遠い未来を、科学的に推定することは、困難である。
  • 第3次世界大戦が起こっていれば、世界の情勢は大きく変わっている。 被害が甚大な場合は、常任理事国のような制度がある国際連合が大きく変わり、EU連合のような平等な形態の国際連合が、できているかも知れない。 その時には、国の境界が見直され、国や地域の概念が変わっている。
  • 同じ民族でも、宗教や宗派で国が違っていたが、新しい概念で、地区が融合していく。 但し、今までの敵対心が、子孫で忘れるには100年以上の歳月が必要である。 韓国が日本に敵意をいつまでも抱くのは、政治の責任であるが、このような事は世界統合されても、残る民衆の心である。
  • 観光産業は廃れているかも知れない。 その場にいかなくてもヴァーチャル映像で簡単に旅行できる時代。 言葉の違いは、腕時計のような小型の機器で同時通訳されているので、わざわざ勉強する人は少なくなる。 近くて短時間の簡単な、観光産業は発展しそうである。 

 

近未来

  • 自動車は、自動運転の車に変わっている。 自動車は電気自動車になり、効率的な蓄電池が開発され大きな産業になっている。
  • インターネットが、いつまで情報を自由に発信できるかは、疑問である。 中国では以前より監視が厳しく、世界中で規制が強化される時代がくるかも知れない。 トランプ大統領のよく言う「フェーイクニュース(嘘の情報)」が、問題になり、規制へ動くかも知れない。
  • 戦争が起これば、核兵器が使われているが、被害は限定的である。 しかし、世界規模の第3次大戦になれば、欧州が相当な被害を受け、アジアでは中国、インド、中東に被害が出て、数十年間は世界的な食料危機が訪れ、食料を巡る紛争が各地で発生している可能性がある。
  • 食料事情は、地球温暖化によって解決しているかもしれない。 ロシアやカナダがゆたかな農業地帯にかわり、その農業のおかげで、ロシアやカナダが世界の指導的国家になっているかも知れない。 また、オーストラリア大陸の砂漠地帯が、農地開拓されている可能性がある。
  • 2019年末から中国武漢市周辺で発生した、新型コロナウィルスの流行が、3月12日にはWHOが世界に広まったとしてパンデミックを発表した。 1980年代のスペイン風邪に比べても、終息までの期間は1年を超す長期戦を覚悟する必要がある。 一時的には2-3ヶ月で収束するだろうが、数回の波状的な流行が予想され、早いワクチンや有効な薬の開発が急がれる。 一方で、人の移動は制限され、経済活動は著しく停滞する。 経済は回復しても、活動の形式が大きく変化するかも知れない。 今回で言えば、テレワークが可能な仕事のツールやルールが進展し、サテライトオッフィスが拡大して、事務所での仕事が変化する。 満員電車による通勤は過去のものになるかも知れない。 又、顧客訪問の仕組みがしばらくの間変化するが、コロナさわぎが落ち着けば、従来に戻ってしまうと予測する。 人と人の信頼関係の形成方法に、変化はないからだ。